ミルクベースのコーヒー

カフェに入るとき、あるいは自宅でコーヒーメーカーの前に立つとき、ミルクをベースにした数多くのコーヒーバリエーションの中から選ぶのは難しいかもしれません。ラテ、カプチーノ、フラットホワイトは最もポピュラーなもののひとつですが、これらの違いはどこにあるのでしょうか？このガイドでは、どんな場面でも適切なコーヒーを選べるように、その違いを見ていきましょう。

ラテ：クリーミーなコーヒー体験

ラテ（カフェラテとも呼ばれる）は、エスプレッソのショットに大量のホットミルクを混ぜ合わせ、その上に少量のミルクフォームをのせたものです。ラテはマイルドな風味で知られ、苦味の少ないソフトなコーヒー体験を好む人に最適です。

比率：ラテは通常、エスプレッソ1に対してホットミルク3の割合で、泡の層は約1cmです。
風味とテクスチャー：多めのミルクがラテをソフトでマイルドな味わいにし、フォームドミルクが軽いエアリーな仕上がりにしている。
サービス：ラテは大きなグラスやカップで提供されることが多く、バニラ、キャラメル、ヘーゼルナッツなどのシロップを加えて風味を増すこともできます。

カプチーノ：エスプレッソと泡のバランス

カプチーノはおそらく最も象徴的なコーヒー飲料で、きめ細かい泡の層とバランスの取れた風味で知られています。この飲み物は、カプチン修道士の褐色の衣服の色に似ていることから名づけられた。

比率：カプチーノは、エスプレッソ1、スチームミルク1、フォームミルク1で構成されています。そのため、コーヒー、ミルク、フォームの配分がより均等になり、非常にバランスのとれた風味が生まれます。
風味とテクスチャー:カプチーノは、スチームミルクとフォームミルクがコーヒーの風味を消すことなくクリーミーさを加えるため、強烈なコーヒーの香りがします。
飲み方：一般的にカプチーノは小さめのカップ（150～180ml）で提供され、仕上げにココアやシナモンを振りかけることが多い。

フラットホワイトオーストラリアのお気に入り

フラットホワイトの原産地はオーストラリアかニュージーランド。ラテに似ていますが、ミルクの質感とコーヒーとミルクの割合が異なります。

比率：フラットホワイトはダブルのエスプレッソと少量のスチームミルクで構成され、カフェラテに比べてコーヒーの風味が強くなります。通常、エスプレッソ1に対してミルク2の割合です。
風味とテクスチャー：フラット・ホワイトのミルクは、カプチーノに見られるような厚いミルクフォームの層がなく、きめ細かく絹のような微発泡になるまで蒸されます。その結果、エスプレッソと調和した、なめらかでクリーミーな舌触りが生まれます。
提供：フラット・ホワイトは小さめのカップ（150～180ml）で提供されることが多く、カフェラテに比べてコーヒーの風味が強く濃厚ですが、カプチーノのような泡はありません。

コルタード：エスプレッソとミルクが調和するとき

コルタードはスペイン風のコーヒーで、エスプレッソの強さと同量のホットミルクのバランスが取れた味わいです。コルタード」とは「切る」という意味で、ミルクがエスプレッソの酸味を「切る」ことを意味しています。

比率：エスプレッソとスチームミルクの比率は通常1：1で、ラテやカプチーノに比べてコーヒーの風味が際立ちます。
味わいとテクスチャー：コルタードはラテよりクリーミーではなく、ミルクの泡もありませんが、スチームミルクが豊かな風味を隠すことなくコーヒーを柔らかくします。
お召し上がり方：通常、小さなグラスで提供され、強いコーヒーの風味とミルクの優しいタッチがお好きな方に最適です。